
休日に店舗へ出かけるとPOPの不出来が見えてくる
先の記事( http://pop-de-shop.com/blog/analysis-customer-store-201604/)で、POPを書くのは、その商品の潜在的顧客を意識したうえで、自分が気に入ったゴロがよい言葉ではなく、客観的に潜在的な顧客を意識し、売り場ブースに顧客が 足を止める言葉を選ぶことが重要です。ところがこれが難題で、そういた言葉を量産するための方法は、ありません。
コピーライターと呼ばれる専門職は、在的顧客がどのくらいいるのか、それらの人の足を、どうやったら売り上げブースの前に止められるのか、日々、胃が痛くなるほど過去のデータを分析し、新しいコピーを書き、頭を痛めています。
それくらい、一撃必殺なPOPを書くのは大変なのですが、やはり、人間も生物である以上、あきらかに関心を持つ広告の傾向が存在します。
できるだけ客観的な視点でPOPを書いたのに、お客様がブースで足を止めてくださらない。こういった場合は、思い込みが抜けてないからだと思います。POPを書き始めた 当初は、「思い込み」がどうしても抜けません。厳しい言葉になりますが、売る側としての商品への思い入れは、購入するお客様には、必ずしも意味を持ちません。
お客様が、POPを見て自分が共感できるか、もしくは自分にとってメリットとなるか を感じなければ、足を止めることはありません。
「この部分を押したPOPを書けば、お客様が足を止めてくれて売れるPOPが書け る」こう確信できるようになるまでには、壁にぶつかることも多いと思います。
この壁を超えるもっとも簡単な方法は、自分が休みの日に、自分が書いたPOPのブースに出かけて時間を変えて観察してみることです。
ここで注意してほしいのは、「売れたか」「売れないか」ではなく、お客様が足を止めてくれたかということです。
実際に商品を手に取ってご購入していただくのは、お客様の 予算や陳列などの他の要素も影響するからです。顧客の視点で、自分が書いたPOPを見てみれば、必ず気づくことがあるはずです。
お客様が自分の書いたPOPに一瞥もくれない。同類の商品のブースにお客様が流れてしまうなど。考えられる理由をメモして、よく考えたうえで試行錯誤を繰り返しましょう。必ず、売り上げに貢献できるPOPが書けるようになるはずです。
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